ニコラス・ケイジの初参加、ウソップ役サプライズ登場、マッツのファンサ祭りなど濃密メインステージレポ
大阪コミコン 2025:2016年から開催されている"東京コミコン"の大阪版として、2023年より毎年ゴールデンウィークに開催されている、アメコミ、映画、ポップ・カルチャーの一大祭典。第3回目となる今年はニコラス・ケイジ氏(『ゴーストライダー』等)、新田真剣佑氏(『ONE PIECE』等)、エドワード・ファーロング氏(『ターミネーター2』等)、エミリー・ラッド氏(『ONE PIECE』等)、サン・カン氏(「ワイルド・スピード」シリーズ等)、マッツ・ミケルセン氏(『ライオン・キング:ムファサ』等)、ヒュー・ダンシー氏(『ハンニバル』等)、ダニエル・ローガン氏(『スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』等)、クリスティーナ・リッチ氏(「アダムス・ファミリー」シリーズ等)、ビル・スカルスガルド氏(『IT/イット』シリーズ等)ら10名の豪華セレブが参加。ステージイベントやサイン会・撮影会を通じてファンと交流を行った。また、メインMCを中丸雄一氏とIMALU氏が、PR大使をNMB48が務めた。こちらでは三日間のメインステージの様子のダイジェストをお届けする。
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Ⅰ. オープニングセレモニー
Ⅱ. ニコラス・ケイジ(セレブ・ステージ)
Ⅲ. 実写『ONE PIECE』新田真剣佑 & エミリー・ラッド(セレブ・ステージ)
Ⅳ. グランドフィナーレ
Ⅴ. “東京コミコン 2025”開催決定
5月2日、大阪コミコン 2025の開幕を華々しく告げるオープニングセレモニーがインテックス大阪で開催された。豪華セレブが一堂に会する激レアステージには、開演前から多くのファンが詰めかけ、満員の場内を熱気で包んだ。
まずステージに姿を見せたのは、今年のメインMCを務める中丸雄一とIMALUの二人。復帰後初の公の場に姿を見せた中丸は、「東京コミコンの初回から毎年欠かさず参加している友人がいる」と紹介し、コミコンへの思い入れを語った。
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そして、いよいよ本イベントの目玉である海外セレブたちがステージに集結。最初に登場したのは、ダニエル・ローガン。「大好き大阪!コミコン開催します!」と日本語で開幕を宣言すると、続々とセレブたちがステージに登壇した。
エドワード・ファーロングは「大阪、元気?たくさんいるねー!」と投げキッス。愛らしい笑顔で手を振るエミリー・ラッドは「”こんにちは、エミリーです。よろしくお願いします”」と流暢な日本語で挨拶。さらにクリスティーナ・リッチは「ハ~イ、大阪!来られて嬉しいです」と喜びを露わに。サン・カンは「またみなさんに日本で会えて嬉しい」とコメント。続けてビル・スカルスガルドは「“こんにちは、大阪!”お招きいただきありがとうございます」と深々とお辞儀。
ヒュー・ダンシーは「お呼びいただき光栄です。素晴らしい週末にしましょう!」と力強くコメント。最後にマッツ・ミケルセンが大きく手を振り投げキッスで登場。「”こんにちは。”みなさんの顔、見えていますよ!」と、それぞれが割れんばかりの歓声に笑顔とファンサービスで応じた。
その後、恒例となった鏡開きが行われ、続いて大量のサイン入りTシャツがランチャーによって観客席に向かって打ち込まれるというサプライズ演出も。最初から最後まで熱狂の渦に包まれ、まさに大阪コミコンの幕開けにふさわしい盛大なステージとなった。
ハリウッドの名優ニコラス・ケイジが、大阪コミコン2日目のセレブ・ステージに登場。主演作『リービング・ラスベガス』でアカデミー賞を受賞し、『フェイス/オフ』や『ナショナル・トレジャー』シリーズ、さらには『ゴーストライダー』などのコミック原作作品でも知られる彼は、世界的な人気と実績を誇る俳優である。
この日のステージでは、彼の作品の吹替を数多く担当してきた声優・大塚明夫も司会を務めた。大塚が登場すると、会場からは大歓声。続いて「”おはようございます!”」と活気に満ちたニコラスが登場。温かい拍手と歓声に包まれ、慣れたお辞儀で「”ありがとうございます”」と、満面の笑みで観客に応えた。
まずは日本のファンへ一言と、自作の”うどんの歌”を披露し、会場からは笑いの渦が。さらに今回初めて日本でコミコンに参加した理由を聞かれると、「私の妻は日本人ですし、この国で恋に落ちました。三池崇史監督、是枝裕和監督、役所広司さんのような素晴らしい才能がいる国に、映画人、親日家として来ることができて嬉しい」と語った。
過去の代表作について話が及ぶと、「『フェイス/オフ』は自分でもお気に入りの作品で、続編について話が出てきている」と明かし、「『ナショナル・トレジャー3』も、もしかしたら近々脚本が届くかもしれない」と、ファンが心待ちにしている続編への期待を抱かせた。
また、幅広い役を演じることでも有名な彼は、作品選びについて尋ねられると、「一番大切にしているのは、自分のこれまでの経験をその役に活かせるのか。あとは監督が自分の新たな一面を見出してくれるのかが重要です」と答えた。
そしてコミックの話になると、自分の芸名の由来はマーベル・コミックの”ルーク・ケイジ”だと明かし、自身が演じた『ゴーストライダー』については、「ラスベガスのスロットマシーンに採用されそうになったが、彼は悪の力で善を成そうとするキャラクターなのでキッパリと断ったよ」と語った。
さらに、近年出演が発表された『スパイダーマン・ノワール』については、「詳細は口止めされているが、素晴らしい作品になる」と語り、「撮影現場でも楽しい時間を過ごした」と、その手応えをにじませた。
日本のポップカルチャーイベントへの初参加にも関わらず、終始リラックスした様子でステージを楽しみ、集まったファンとの温かい交流を繰り広げた。短い時間ながら、彼の誠実な人柄とスターとしての風格が、会場全体を魅了していた。
大阪コミコン 2025の最終日、最初のステージを飾ったのは、実写版『ONE PIECE』ゾロ役・新田真剣佑とナミ役・エミリー・ラッドによるクロストーク形式のスペシャルステージ。多くの観客が詰めかけた会場では、「麦わら帽子を同時に被った人数」でギネス世界記録への挑戦も行われ、朝から特別な盛り上がりを見せた。
登壇したエミリーは、「『ONE PIECE』は日本の皆さんにとって大切なものであると理解していますし、私にとっても特別なもの。その経験を皆さんと共有できたことが夢のようです」と語り、観客に笑顔を向けた。また、MCから日本語の上達ぶりを褒められると、「”まだまだです。勉強中です、がんばります”」と流暢な日本語で答えた。
一方、新田は日本人の礼儀正しさについて言及し、「日本の方々はとにかくおしとやかで礼儀正しくて、強引にシャツを脱がしてきたりとかしない」とユーモアを交えながら、母国の国民性を誇らしげに語った。
実写化作品への出演が続く新田は、「キャラクターへのリスペクトを忘れず、“真剣佑”をあまり出さないようにしている」と語り、とりわけ人気キャラクターを演じる際には「キャラクターのファンの方に受け入れてもらえなかったらどうしようとか…」と不安な心情を吐露。その上で「キャラクターのベストな形を持っていって、皆さんに気に入ってもらえるようがんばっています」と語り、強いプレッシャーと向き合いながらも、誠実に役と向き合う姿勢を示した。
そして、なんと『ONE PIECE』でウソップ役を演じたジェイコブ・ロメロがサプライズで登壇。エミリーと新田の二人から直接誘われて駆けつけたというジェイコブは、「サプライズさせてくれてありがとう」と観客へ笑顔を見せた。キャスト同士の信頼と友情が垣間見えるまさかの一幕に、ファンの心は大いに打たれ、歓声と拍手に包まれた。
「もっと時間があれば」と別れを惜しむエミリーと、「みんなももう友達だよ」と観客に語りかけるジェイコブの姿を最後にステージは幕を閉じた。終始、”麦わらの一味”の絆を感じるあたたかいひとときとなった。
3日間にわたり熱気に包まれた「大阪コミコン 2025」のメインステージを締めくくったのは、セレブが一堂に会するグランドフィナーレ。全日程を通じてファンと共に歩んできた出演者たちが再集結し、まさに祭典の掉尾を飾るにふさわしい豪華なステージが展開された。
今回初めてメインMCを務めた中丸雄一とIMALUは、「コスプレイヤーの皆さんもすばらしかった」と来場者への深い感謝を述べた。PR大使としてイベントを支えたNMB48も登壇。「3日間、コミコンという世界観に完全に飲みこまれました。魅力的でワクワクするイベントに参加させていただき、本当に幸せでした」と振り返り、喜びと感謝を噛みしめた。
その後、拍手と歓声に包まれながら、海外から来日したセレブたちが次々とステージに登場。それぞれがファンへの感謝を口にし、場内の熱気は最高潮に達した。
ダニエル・ローガンは「”大阪コミコン、ありがとう!会いましょう、東京コミコン!”」と日本語で再会を誓った。エドワード・ファーロングは「みなさん最高でした、”ありがとう。”すばらしい時間を過ごせました」と投げキッス。
エミリー・ラッドは「”大阪、全部ありがとうございました!めっちゃ楽しかった!ありがとう!”」と完璧な日本語で挨拶。新田真剣佑は「Osaka, thank you very much! このすごいメンバーの中に立ってるのが申し訳ないです。また来年も来られるようにがんばります」と恐縮しつつも、再来日の意欲を見せた。
クリスティーナ・リッチは「大阪、”ありがとう。”皆さんに会えて、すばらしい時間でした」と振り返り、ヒュー・ダンシーは「日本にまた戻ってこられて、本当に嬉しかったです。”どうもありがとうございます”」と丁寧に挨拶。
マッツ・ミケルセンは「コミコンも、日本も、日本の人々も、食べ物も大好きです。またすぐに来日したい」と笑顔で再訪を誓った。そしてラストを飾ったニコラス・ケイジは、「”こんばんは!お疲れ様です、ありがとうございます。さよなら、また会いましょう!”」とオール日本語で呼びかけ、観客の歓声を一身に浴びた。
フィナーレの終盤では、大阪コミコンから新たに導入された名物企画”サイン入りTシャツのランチャータイム”が実施され、セレブたちが次々とTシャツを観客席へ向けて発射。ステージと客席が一体となって盛り上がる、コミコンらしいダイナミックなフィナーレが展開された。
そして最後は、中丸とIMALUの「またお会いしましょう!」という呼びかけとともに、金のテープが一斉に放たれ、3日間にわたる大阪コミコン 2025は大盛況のうちに幕を閉じた。
最終日の夕刻にはアバンギャルディによるスペシャルステージや、PR大使でもあるNMB48のライブパフォーマンスも行われ、三日間にわたり熱狂と興奮に包まれた大阪コミコン 2025は、盛大な盛り上がりの中で幕を閉じた。大阪・関西万博の開催で熱気に満ちる大阪の街を、さらなるエンターテインメントの力で彩った本イベントは、国内外のファンに鮮烈な印象を残したに違いない。次なる開催地となる東京コミコン 2025(2025年12月5日~12月7日開催)への期待も、今後ますます高まっていくだろう。
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Photo Credit :[Ayaka Ozaki]
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